中国科学技術大学「少年班」(優秀な才能を持った少年を対象とした特別クラス)は設立以来の30年で31期、合計1220人の学生を迎えてきたが、既に卒業した1027人のうち91%にあたる935人が大学院に進学している。同大学が17日に発表した「少年班」卒業生の追跡調査の結果によると、第16期までの卒業生(1983~1998年)合計590人のうち64%が博士学位、26.9%が修士学位を取得しているという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
おおまかな統計によると、これら卒業生の約20%は学術研究を生涯の職業に選び、そのうち93人が国内の教授や副教授の職称や国外の終身の教職についている。多くが国際的にトップクラスの科学者となり、数多くの若い「少年班」卒業生が科学研究やIT、金融、製造といった分野で頭角を現し、成果を挙げている。
国際的な学術分野でも、「少年班」の卒業生のうち18人が世界一流の研究型大学で教授をつとめ、3人がIEEE(米国電気電子学会)などで会員に選ばれ、3人が米国物理学会(APS)の会員となり、多くが米国医療情報学会 (AMIA) や米国光学会(OSA)の会員に選ばれている。
「人民網日本語版」2008年3月18日
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