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北京大に卒業生から1億元の寄付、基金設立へ
発信時間: 2008-04-16 | チャイナネット

北京大学にこのほどある卒業生から1億元相当の不動産が寄付され、大学はこれを土台として15日に「北京大学中坤教育基金」を設立し、人文学科の発展をバックアップすることとした。1949年の中華人民共和国成立以来、同大が受け取った初めての不動産の寄付であり、卒業生からの寄付の額としては過去最高のものになる。中国新聞社が伝えた。

今回寄付を贈ったのは中坤集団の黄怒波董事長(会長)で、15日に同大と贈呈合意に調印し、北京大鐘寺国際広場の時価総額1億元の不動産を贈呈した。合意に基づき、寄付は次の3プロジェクトに活用される。

(1)「優秀教員奨励基金」を設立し、人文学科の優れた教員を顕彰し、世界一流の専門家の招聘や育成を行う。

(2)「優秀学生奨学金」を設立し、優れた学生を顕彰し、奨学金を支給して、潜在能力を発揮するよう奨励する。

(3)「海外交流基金」を設立し、学生の海外学術交流を資金面でバックアップし、国際的視野と独自の創造力を育成する。

黄董事長は同大中文学科を卒業し、企業家のほかに詩人の肩書きをもつ才人だ。「駱英」のペンネームで詩集も多数出版している。1995年に中坤投資集団有限公司を設立して以降、社会公益活動に積極的に参加してきた。これまでに文化、教育、スポーツ、医療など各分野の公益事業に2億元近い寄付を贈っている。

「人民網日本語版」2008年4月16日

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