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「チベット問題」は主権問題 |
発信時間: 2008-05-07 | チャイナネット |
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「西蔵(チベット)問題」に今春人々の注目が集まっていることに疑いの余地はない。 十分な「探求」精神がなければ、「西蔵問題」の複雑さに戸惑うことだろう。ダライ(ダライ・ラマ14世)集団のいわゆる「西蔵問題」は、「人権問題」「民族問題」「宗教問題」といった「問題」を数珠つなぎにしているからだ。こうした「道義上の砦」に立った「問題」に、真相に明るくない人々は憤りを覚え、「西蔵問題」に特別の関心を抱くらしい。 哲人曰く「問題は時代のスローガンである」。ダライ集団のいわゆる「西蔵問題」の背後には自らの「スローガン」である「西蔵独立」が確かにあり、この「スローガン」は「西蔵問題」への彼らの処方箋である「中道」に身を隠している。 ダライ集団は前にシアトルで、「西蔵問題」では従来通り「中道」を歩むと再度言明した。この「道」は一見穏健だが、少し研究すればその中身と本質が「チベット独立」の主張と決して変わらず、西蔵自治区を中国から分裂させようとするものであることがすぐにわかる。 「中道」は「大チベット」と「高度な自治」の2本を柱とする。いわゆる「大チベット」は、西蔵自治区、青海省、甘粛省、四川省、雲南省などの蔵(チベット)人居住区を合併し、歴史上存在したことのない「大チベット族自治区」を建設しようとするもので、その総面積は中国全土の4分の1に及ぶ。また、いわゆる「高度な自治」には、西蔵からの中央政府駐留軍の撤退、西蔵と外国や国際機関との外交関係の維持などが含まれる。 周知の如く、もしある国の中央政府がその領土に軍を駐留できず、その管轄下の地方政府と外国政府との外交関係の維持を認めるのだとしたら、これは主権があるとは言えない。「大チベット」はダライ集団の領土面の要求であり、「高度な自治」はダライ集団の政治制度面の要求であり、「中道」の本質は西蔵が中国に属すという法的地位を改変し、西蔵に対する中国政府の主権を否定するものだと言えよう。 ダライ集団自身の言葉を借りれば「中道」の枠組は「平和への5つの計画」と「7つの新提案」であり、これは「交渉の基礎」である。こうした提案に対し、早くも1987年に米国務省の報道官は「基本的な考えは西蔵独立」と明確に指摘している。ダライ集団が発行する「西蔵通信」に2004年に掲載された記事も「行間の背後の意味を注意深く読む」よう急進的「西蔵独立」分子にヒントを与え、「中道」が実現されれば「その効果は真の独立と変わりない」とも述べている。 分裂を本質とする「中道」を「西蔵独立」の処方箋として確立し、直接の「西蔵独立」の下心を形を変えた独立の策略へと転換することから、「西蔵問題」の本質が他の問題ではなく、中国の主権の侵害、領土保全の破壊の問題であることがわかる。 歴史と現実の大きな視野で「西蔵問題」を見ると、答えは一層明確だ。「主権は国家の尊厳に関わり、中国人民の根本利益に関わる」のだ。「西蔵問題」がいかに複雑に聞こえ、どれほどの勢力が介入を企もうと、この問題において中国が譲歩することはなく、人民が承諾することもない。 「人民網日本語版」2008年5月6日 |
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