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数字で見るチベットの変化(2)生活水準の全面的な向上
発信時間: 2008-05-06 | チャイナネット

400平方メートル余りの2階建て・12部屋の家、数十匹の牛と羊、倉庫にいっぱいの食糧――西蔵(チベット)日喀則(シガツェ)地区江孜(ギャンツェ)県に住む米瑪頓珠さんの暮らしだ。旧西蔵のパ拉荘園で「朗生(世襲農奴)」として生まれた米瑪頓珠さんは現在、昔は考えもしなかった幸福な生活を送っている。西蔵の都市住民1人あたりの居住面積は32.7平方メートル、農民1人あたりでは21.7平方メートル。住宅の造りも従来の土と木を使ったものから、石と木を使ったものに替わりつつある。

蔵(チベット)族の扎西卓瑪さんの引っ越したばかりの新居には、カラーテレビ、冷蔵庫、洗濯機など現代の家電製品がどれもそろっている。「1970年代と80年代には、ミシン・白黒テレビ・自転車が都市生活に欠かせない3家電とされていた。それが今は、カラーテレビ・冷蔵庫・洗濯機になった」。昔を知る扎西卓瑪さんは感慨もひとしおだ。これらの家電の西蔵での普及率は、農家100戸あたりでは、カラーテレビ53.9台、冷蔵庫10台、洗濯機8.5台。都市住民100戸あたりでは、カラーテレビ116台、冷蔵庫73台、洗濯機82台に達している。

今年3月16日、拉薩市林周県に住む阿麦次仁さんは117歳の誕生日を迎えた。医療・衛生・社会保障などが大きな改善により、西蔵人民の平均寿命は平和的解放前の35.5歳から現在の67歳に伸びた。西蔵の人口も1959年の122万8000人から07年の284万1500人に大きく増加した。07年末、基本養老保険に加入している従業員は8万900人、基本医療保険の加入者は17万3千人。農牧民向けには、無料医療を基本とした医療制度が全面的に整っている。

「人民網日本語版」2008年5月6日

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