「上海空港の安全検査も十分厳しいが、昆明空港はさらにすごかった。靴も脱がなければいけないし、ベルトも取らなければいけない」。労働節休暇で雲南省を旅行してきた上海市民はウェブ掲示板にこう書き込んだ。安全検査の厳しさが空港によって違うことに多くの乗客が戸惑いを感じているようだ。「新聞晨報」が伝えた。 記者の取材によると、各地の空港ではいずれも厳しい安全検査を行っているが、厳しさの程度はばらばら。新疆烏魯木斉(ウルムチ)の地窩舗空港では航空券がなければ空港ビルに入ることさえできない。北京の首都空港の安全検査も相当厳しく、「全身を何度も検査された」という声も。ベルトの留め金を調べるため上着をまくり上げることも要求されたという。広州の白雲空港では、ノートパソコンを持ち込む場合、ケースから出してX線検査を受けなければならない。厚底のスニーカーや先のとがった革靴、女性用ブーツなども、脱いで検査を受けなければならない。 民間航空管理部門によると、民用航空局の定めた安全検査基準は必要最低限のもの。各空港や各航空会社が自身の状況に応じて定めた安全検査措置に対しては、管理部門としては原則的に干渉しない。上海空港では、まもなくとなる北京五輪に向けて、民用航空局が新たな安全措置を打ち出すことも想定している。安全検査のレベルが上がった場合、検査待ちの時間は延びることになる。上海空港では乗客の理解と協力を呼びかけている。 「人民網日本語版」2008年5月6日 |