国家電網公司が寄付した3千台近くの車椅子などの設備が20日引き渡されたことにつれて、五輪に関連する中国の空港内の「バリアフリー交通」サービスが基本的に整った。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中国身体障害者聨合会の呂世明・常務副理事長は、「都市と交通のバリアフリー化はパラリンピック準備業務の重要な内容であり、身体障害者のスポーツ選手の行動や競技参加を保障する不可欠な保障条件であり、また、都市の文明度を表すものである」と述べている。
呂・常務副理事長によると、2008年パラリンピックにおいて、5大陸100カ国出身の身体障害者選手4千人以上が、国内の空港を利用する。そのうち、車椅子が必要な選手は約2700人で、切迫した要求としてバリアフリー設備の整備化が唱えられている。
国家電網公司が寄付した、機内用車椅子、一般型車椅子、ステップリフトバスなど、五輪関係の運輸を担当する北京首都国際空港、其の他の競技都市の空港、予備空港など17カ所の民営空港に備えられた。5大陸からやってくる身体障害者の選手は、いずれかの空港のバリアフリー通路に降り立ったときから、人文五輪(ヒューマニズム五輪)のスローガンを表す周到な心遣いを感じることができるだろう。
「人民網日本語版」2008年6月23日
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