北京市園林緑化局の董瑞竜局長はこのほど、国務院新聞弁公室の記者会見に出席し、北京五輪大会の申請時に承諾された7つの緑化目標が07年末までに全て実現されたことを明らかにした。 董局長は各目標の実現状況について説明。それによると、まず北京市の緑地率は、市全体で51.6%、山地で70.5%、都市部で43.0%で、それぞれ50%・70%・40%の目標を達成した。また5本の河川と10本の道路の両側には約2万5000ヘクタール分の緑地が作られ、2万3000ヘクタールという目標を超えた。黄砂防止などの作用を果たす「緑色生態壁」3層はほぼ完成し、都市を緑の山が取り巻き、市街地を森林が囲い、郊外に緑の広がる風景が見られるようになった。歩道と車道を植物で隔てる「緑色隔離帯」は、1万2600ヘクタール分の緑地作りを実現。また市内には07年までに20カ所の自然保護区が設けられ、市面積の8.18%にあたる13万4200ヘクタールが保護地となった。 「人民網日本語版」2008年6月18日 |