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地震、見知らぬ幼女を身体を張って庇った男女 |
発信時間: 2008-05-22 | チャイナネット |
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ある3歳ぐらいの幼女が、地震のショックから言葉を発せなくなった。この幼女の名前と正確な年齢は不明。「 中国網(チャイナネット)」が伝えた。 この幼女は12日夜、綿陽市人民病院に移送された。幼女を運んだ救援隊員によると、瓦礫の中から発見された時、彼女に覆いかぶさるように一組の男女の身体があり、崩れ落ちた床から彼女をしっかり庇っていたという。幼女は手と足に軽い火傷と傷を負っただけだが、この男女はすでに息絶えていた。救援隊員が現場の状況から、幼女の両親である可能性が高いと判断した。 見知らぬ病院に運び込まれ、幼女はずっとしくしく泣いていた。多くの人が彼女のそばに来て、慰めようとした。幼女はだんだんと落ち着きを取り戻したが、依然言葉を発することはなかった。1週間前、病院側の負担を軽減するため、多くの負傷者が重慶に移送された。医師や看護士は、この幼女のことが依然気がかりだったため、彼女の転院を保留していた。多くの家庭が、彼女を養子にしたいと申し出た。 幼女の今後について人々が頭を巡らせていた時、朗報が伝えられた。彼女の両親が判明したのだ。彼女は孤児ではなかった。本名は鄭丹宇、彼女は地震発生時、両親と一緒ではなかった。父親の名は鄭居全、夫婦ともに広州に出稼ぎに出て、ある家電企業で働いていた。地震発生後、両親はただちに四川に戻り娘を探したが、数日たっても何の手がかりも得られなかった。テレビ番組で映し出された孤児が我が娘にそっくりだったと気が付いた両親は急いで病院に駆けつけるやいなや、自分たちの娘を見つけた。 丹宇の両親は健在だった。ならば、地震が起きた時に、自分の身体を張って彼女をかばったのは一体誰なのだろうか?丹宇の両親もこの問いには答えられない。 写真(1):鄭丹宇に付き添う「臨時の母親」 写真(2):鄭丹宇の面倒を見るボランティア |
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