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西安などで2週間以内に強い地震という説に科学的根拠なし
発信時間: 2008-05-23 | チャイナネット

中国地震情報網の情報によると15日、あるインターネット利用者が米国地質調査所(USGS)の公式ウェブサイトが発表した予告として「四川省ブン川県の地震震源は東北方向に移動し、地殻は引き続き大規模な亀裂が現れており、今後2週間にせん西省西安市、甘粛省天水市などで連続してマグニチュード7以上の強い地震が発生する可能性がある。現地の住民は事前に予防措置をとり、また速やかに皆に伝えてほしい」とする書き込みを行った。

調査によると、上述の米国地質調査所のウェブサイトにはブン川のマグニチュード8の地震とその余震の震源分布図が掲載されているだけで、地震の震源の移動や今後2週間以内に?西省西安市、甘粛省天水市などで地震が起こると予報する意見は何もなかった。米国のCNNが20日に取材した同所の専門家も、同所では中国ブン川地震の余震の予報を発表したことはないと述べている。

同所のウェブサイトに掲載された分布図(中国地震情報網の「余震分布と統計」ウェブサイトにも類似の図がある)によると、地震と余震の震源は都江堰から青川の北東へと分布しているのがわかる。中国地震局も上述のような予測は何も発表していない。

以上を総合すると、インターネットで流れている「天水、西安で2週間以内に連続してマグニチュード7以上の強い地震が発生する可能性がある」という説は誤りかデマにあたると言うべきだ。

「人民網日本語版」2008年5月23日

 

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