25日午後4時21分、四川省広元市青川県を震源とするマグニチュード6.4の余震が発生、成都市でも揺れが感じられた。余震発生後、成都市地震防災局の袁海良副局長は、今回の余震で成都市中心部では目立った被害はなかったと述べた。今後暫くの間被災地周辺ではさらにマグニチュード5~6の余震の可能性があるものの、それほどおびえる必要はないという。「成都日報」が伝えた。
袁副局長によると、25日午後、青川県で発生したマグニチュード6.4の余震は、事前にブン川大地震の震源地、平武、青川周辺を想定した余震発生可能地域内であったとし、今回の余震の震源地は成都市中心部から224キロメートル離れていた。今回の余震により余震に伴うエネルギーが大幅に放出され、ブン川大地震の余震発生の可能性が緩和された。現在、余震活動は依然としてブン川大地震震源地、および平武、青川周辺に発生しているおり、今後暫くの間、さらにマグニチュード5~6の余震が発生する可能性があり、成都周辺でも揺れが感じられるおそれがあるという。ただし成都市中心部で破壊的な地震が発生する可能性は低く、成都市中心部に被害をもたらすことはないとしている。
同副局長はしかし、ブン川大地震の重大被災地周辺については、地滑り、土石流、危険家屋のさらなる倒壊など、余震が引き起こす二次災害に注意するよう呼びかけている。
「人民網日本語版」2008年5月26日 |