米NBAヒューストン・ロケッツチームのセンター選手である姚明は10日、米ヒューストン市でチームメートと共に記者会見を開き、四川省の震災復興における学校再建を支持する目的として「姚明基金会」を設立することを発表した。また、震災地に対し、姚明選手個人から200万ドルを追加寄付することを発表した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
前回寄付した約200万元と合わせると、姚明選手は合計約1600万元を寄付したことになった。
姚明選手は、「被災地の様子が目に入ると、言葉では表せないくらい、胸がつぶれる思いがする。寄付した義援金は、今回の震災により被害をうけた学校の再建に役立てて欲しいと願っている。そして、世界各地の人々が、この活動に参与してくれることを希望している」と述べている。
ロケッツチームのオーナーであるレスリー・アレキサンダー氏は、姚明選手の行動に賞賛の意を表し、チームの慈善組織を通じて、10万ドルの個人的な寄付を行った。
ヒューストン市のビル・ホワイト市長は、ヒューストンの市民や企業から集められた10万ドル以上もの義援金を、姚明基金会を窓口として寄付した。ホワイト市長は、自身やヒューストン市民が、姚明の震災地への貢献のサポートができることを誇りに思っている、と述べている。
写真:ホワイト市長、在ヒューストン中国総領事館の喬紅総領事、ロケッツのダリル・モーレーGM、姚明選手、および現場で寄付をした人との記念撮影の様子。
「人民網日本語版」2008年6月11日