(1)男性は疲労度高
全国多数の人材サイトがサラリーマン約100万人以上のデータベースをもとにこのほど実施した「2008年中国職場人士工作倦怠(勤務におけるサラリーマンの疲労感)現状調査報告」によると、勤務において疲労感を感じているサラリーマンは74.6%に達した。天津では、100人中11人が勤務中かなり強い疲労感を感じており、なかでも短大・4年制大学卒業者の疲労感がかなり高く、男性は女性より高かった。 「今晩報」が伝えた。
勤務における疲労度を評価にあたり、3指標を用いる方法が国際的に普及している。この3指標とは、「情緒的消耗感」「非人格化(人を人と思わなくなる気持ち)」「個人的達成感」を指す。1人に対して同時にこれら3指標を評価し、疲労度を「軽」「中」「重」の3レベルに分ける。3指標のうち1つの症状が見られるのは疲労度「軽」、2つでは「中」、3つ全てなら「重」となる。調査結果によると、三資企業(合弁・合作・独資)に勤務する人の疲労度が最も重く、次に政府機関または国家機関が続いた。また、所属部署別で見ると、市場関係スタッフの疲労度が最も重く、次に研究・開発スタッフと顧客サービススタッフが続き、行政スタッフの疲労度は最も軽かった。
(2)若者が最も顕著
調査によると、各年齢層のうち、勤務における疲労感を感じている人の割合は、25歳以下の若年層で約4分の1と、最も高かった。45歳以上の中年層には明らかな疲労感は見られなかった。このほか、個人の特性から見ると、粘り強さや抗ストレス力が不足している人、自尊心が低い人、神経質な人、入社後間もない人、未婚者、家族との関係が良くない人なども、勤務における疲労感が目立っった。
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