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「華南虎写真」はウソ 容疑者を逮捕
発信時間: 2008-06-30 | チャイナネット



  陝西省鎮坪県の農民・周正龍容疑者が昨年10月3日撮影したという「華南虎の写真」が、虎の絵を撮影したねつ造であることが判明、このほど偽造者である周正龍容疑者が、公安当局に詐欺の疑いで検察へ逮捕状請求を受けた。

  陝西省政府の徐春華報道官は29日、同省政府の認可を経て、省監察庁はこれまで省林業庁が打ち出していた「周正龍氏が提供した華南虎の写真は本物」、また「周正龍氏に褒賞金2万元を支払う」との行政決定の取消を決定、また省林業庁、鎮坪県の計13人の関連公務員が「華南虎写真事件」において関連規定に違反、行政業務の紀律と秩序を乱し、業務不履行および混乱の疑いで厳罰処分された。

  2007年10月12日、陝西省林業庁は記者会見を開催、「鎮坪県で野生の華南虎が発見された」と発表、周正龍容疑者が撮影したという2枚の「華南虎」の写真を公表、また同容疑者に対し褒賞金2万元を贈っていた。発表後、記者会見で公表された「華南虎」写真は一般大衆およびメディアより、広く疑念の意を呼び起こしていた。

  周正龍容疑者は詐欺の疑いにより、公安当局はただちに捜査を開始、法に依り容疑者本人を召喚し尋問を行っていた。大量の事実と有力な証拠を前に、同容疑者は金銭詐取を目的に虎の絵を利用して華南虎の写真を撮影した事実を認めた。

  写真(1):2007年10月12日、「華南虎」の写真を公表する周正龍容疑者

  写真(2):同容疑者が撮影した「華南虎」

  「人民網日本語版」2008年6月30日
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