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中国にも「ワーキングプア族」?
発信時間: 2008-07-10 | チャイナネット

国内の掲示板では「ワーキングプア」(働く貧困層)という言葉が使われるようになった。ネットでは多くの人が自分はワーキングプアだと不平をこぼすようになっており、中には中間層のサラリーマンも少なくなく、月収1万元近いホワイトカラーすらいる。

中国青年報社会調査センターが騰訊新聞センターと共同で行ったネット調査(対象は1万1351人)では、75%の人が自分はワーキングプアだと思っていることが分かった。そのうち82.6%が在職者で9.2%が学生だった。

事業発展の過程で必然か

北京市のある民間企業に勤めるホワイトカラーの女性である黄さんは、「私たち『ワーキングプア』層は、毎月の給料を使い果たしてしまう『月光族』に比べるとずっとかわいそうです」と、自分は完全にワーキングプアだと考えている。

調査では彼女と同じように、75%の人が自分はワーキングプだと考え、「自分がそうかどうかはっきり分からない」は12.7%、「そうではない」と答えた人も12.3%いた。

黄さんは、「私の周りにはワーキングプアだと思っている人がとても多く、彼らは色々と取るに足らないことを兼務し、毎日を忙しく過ごし、困惑している様子だ。そして自分はただその日を過ごしているだけで、生活している実感がないと感じている」と、ワーキングプアだと感じている人は、事業の発展の過程で必然なことだと分かっているものの、将来についてはどうしたらいいか分らないという。

また今回の調査では、半数を超える人(57.6%)が、ワーキングプアの多くが「80年代以後の生まれ」だと考えていることが分かった。「70年代以降」に多いと答えたのは16.7%、13.2%の人が「どの年代にもあるが人数は多くはない」と回答している。

競争の激化が原因か

調査によれば60.9%の人が、ワーキングプアは一生懸命仕事をしても報いられず、大きな希望が見えないのは、社会のプレッシャーが大きすぎ、競争が激化しているからだと考えている。

また48.9%の人が、ワーキングプアには合理的な人生、職業計画が欠如しているのが原因だと答えている。そして「スタートラインが低くチャンスにあまり恵まれなかった」が39.5%、「急いで成功を求めると逆に挫折しやすい」が26%、「盲目的に大きな流れに従ったから」が24.5%、「辛抱強さが足りなかった」は18.8%だった。

このほかにも、競争が激しいためにプレッシャーを感じると答えた人は88.1%で、プレッシャーを感じたことがないという人は11.9%だった。

「どうしたらワーキングプアから脱け出せるか」という質問では、「積極的に充電し競争力を強める」(55.7%)、「気持ちをしっかりと整え、適当に仕事によるプレッシャーを減らす」(50.4%)、「合理的な人生計画と目標さえあれば、ワーキングプアになることはない」(46.5%)、「主体的に社会に適応する」(39%)、「社会は競争を強調しすぎるべきでない」(12.6%)だった。

「チャイナネット」2008年7月10日

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