市場リサーチの「CTR」はこのほど、人々が五輪観戦にどのメディアを利用したかを全国16都市で調査した。それによると、五輪観戦に最も多く利用されたメディアはテレビ。96%で堂々たるトップとなった。ラジオとインターネットは22%と17%で2位と3位につけた。注目に値するのは、登場間もないバス車内に備え付けられたテレビが13%(約1900万人)で第4位となったこと。バスのテレビは人々の試合観戦に大きな役割を果たし、五輪観戦の主流ツールとなった。「中国証券報」が伝えた。
五輪観戦メディアの選択には、16都市で共通点もあるが、異なる点もある。共通点は、従来の有力メディアであるテレビがいずれも95%以上でトップとなったこと。ただ五輪の多くの試合が昼間に行われたため、外出先で見ることのできるバスのテレビも重要な選択肢となった。年齢別に見ると、バスのテレビで五輪を観戦した人は15~34歳の若者が多かった。都市別にみると、バスのテレビに触れる機会の多い都市での利用率が高く、北京・上海・広州では平均17%(約762万人)に達し、インターネットの18%に迫った。五輪開催の中心地となった北京では特に高く、22%に達した。
「人民網日本語版」2008年8月27日 |