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ポスト五輪時代の3G業務 |
発信時間: 2008-08-29 | チャイナネット |
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(1)北京五輪で利用促進 北京五輪大会は3G(第3世代携帯電話)の利用を促進する役割を果たした。中国の3G携帯規格「TD-SCDMA」の五輪大会での活躍は、中国の自主開発した通信技術による世界への貢献という願望と、五輪での3Gサービス提供という約束を実現。五輪開幕式当日には、7000人近くのユーザーがTDネットワークを利用し、テレビ通話の利用回数も800回余りにのぼった。 業界内では以前、3Gの需要は高くないのではないかという声もあった。だがその心配はなさそうだ。中国移動(チャイナモバイル)宣伝部によると、3Gの全面的な実用化テストにより、ストリーミングメディアの画質やなめらかさは大きく改善されるとみられる。さまざまな動画・映画・試合中継の携帯電話を使ったオンライン視聴は今後ますますの一般化が期待される。 北京五輪大会は電気通信業にとって、新通信技術のさまざまな使い方を披露する舞台となった。8日に行われた開幕式の4時間ほどの間に、大手ポータルサイト「新浪」「捜狐」「網易」「央視国際(CCTV.com)」の五輪専門特設サイトを利用したユーザー数は1億人を突破し、ページの閲覧数は6億回を突破した。「万瑞数据」と「中国ネットワーク・インターネット情報センター(CNNIC)」が大会前に行ったリサーチによると、五輪情報を得る第一の経路としてインターネットを挙げたウェブ利用者は80%にのぼっている。 (2)通話からデータ通信へ 五輪の聖火は消えたが、携帯電話を使ったテレビ視聴への人々の情熱は燃え始めたばかりのようだ。家電大手の「国美電器」北太支店のレノボのカウンターでは25日午後、発売したばかりの1365元の新型携帯が続けて2つ売れた。「この機種ではCCTVの各チャンネルを視聴できます。五輪前に間に合わなかったのが残念」と販売員は言うが、当日の売れ行きを見る限り消費者の反応はまずまずのようだ。携帯電話ショップ「金飛鴻電訊」の販売員によると、五輪大会をねらって売り出された機種「天語V958」は大会期間中に在庫がなくなるほどの売り上げを記録したという。 業界専門家は、「今後は通話料がますます低下し、電器通信業は通話業務からデータ業務へのシフトを迫られ、付加価値サービスが業務の主流となる」と分析する。 |
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