永福県共産党委員会の趙德明・書記によると、良質の水源が同県の人々が長寿である理由のひとつであるという。専門家の測定によると、同県内の泉の水の水質は良好で、多くの泉の水が直接飲用基準に達しており、極小の分子団を有し、弱アルカリ性で、酸性は低く、ミネラル質も豊富に含まれている。ミネラル度は国家天然ミネラルウォーター基準を上回る。多くの河川・泉のPH値は7~8となっており、人体内の弱アルカリ性環境に最適で、身体に対して細菌・ウィルスの侵入を効果的に抑制し、これが長寿の理由となっている。
趙書記はまた、土壌に含まれるセレンもまた、永福県の人々が長寿である重要な理由であると語る。同県が生産するラカンカ(果実は漢方薬に用いられる)・良質米など農副産品には天然のセレンが豊富に含まれる。ラカンカ1キログラムあたりにセレン189ミリグラム、良質米には同75ミリグラムが含まれ、他の地域の農産物基準を遙かに上回っている。
「永福県のお年寄りが長寿であることは、科学的にも証明されています。これは衛生部老年医学研究所などの専門家が県内の長寿現象について研究調査した結果得られた科学的結論です」。趙書記によると、今年7月初旬、衛生部老年医学研究所は専門家100人あまりを組織し、永福県内で新中国成立以来、最大規模となる人文資源科学研究考証活動を実施。長生きしているお年寄りの生活の生態環境、人文・社会環境など実に多くの要素を科学的に考証、永福県内の85歳以上のお年寄り1千人以上を対象に血圧・心拍数・血液検査・身体の特徴についてサンプリング総合科学研究を行ったという。
「人民網日本語版」 2008年09月25日
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