誰でも威客であるべき?
調査において、威客が生まれた原因として、「威客は一種の自由業で、何からも束縛されない(22.8%)」「インターネットの発展と参与性の表れ(22.2%)」「社会の高成長における絶え間ない分業化の結果(17.7%)」「企業のコスト節約のためのアウトソーシング行為(16.9%)」「就職難の時代における一つの選択肢(11.6%)」「誰でも始めることができ、技術的に容易(3.6%)」が挙げられている。
威客中国の周余CEOは「威客ビジネスが生まれたのは、電子ビジネス、オンラインショッピングと同じく、従来からある業界の補充や完備化にすぎない。以前は、一つの新製品を作るために、企業はあちこちに人材を求め、企業を渡り歩いたものだ。今では威客サイトに自分の情報を載せるだけで、何千、何万もの威客たちが懸賞をかけて参与してくれる」と述べている。
調査によると、17.8%の人が「誰でも威客であるべきだ。現代、多くの人が流れ作業のように仕事をこなすだけで、創意工夫に欠けている」と答えている。また3.6%が「威客が生まれた原因は、現代人の創造性や革新精神がなくなってきているからだ。威客は、彼らに欠けている部分を補っているだけにすぎない」と答えている。
中国科学院擬似経済データ科学研究センターの石勇常務副主任は「威客の発展は、人の創意が欠けたからというのではなく、知識を追求した結果に過ぎない。人の能力や精神力はどれも限りがある。今、社会の分業化が進み、創意能力のある人が威客として数々の問題を解決してくれ、知識の共有化と人類の文明の進歩に役に立っている。わたしは『誰でも威客であるべきだ』に賛成だ。人は常に学習し、革新を追い求めなければならないからだ」と述べている。
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