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異性装・同性愛者、大学授業で「体験を講義」
発信時間: 2008-10-13 | チャイナネット

▽女性同性愛者、両親が徐々に容認

女性同性愛者の白詠氷さん(25歳)は、小柄な女性だ。彼女は、「大学生という年代は、考え方が柔軟で、人の話をしっかりと聞くことができます。今回の授業は、大学生が同性愛者を理解する良い機会です」と語る。

白詠氷さんによると、彼女の両親は当初、自分が同性愛者であるという現実を受け入れなかったという。「しかし、両親は、しばらくして、同性愛者であっても私が私であることに変わりはないことに気づき、だんだんと認めてくれるようになりました。大学入学後、私は自分が同性愛者であることを同じ女子学生寮のクラスメートに自分から告白しました。彼女たちは当初、それを信じられない様子で、『そう、あなたは同性愛者なの』といった反応が返ってきただけでした」と振り返る。

授業の司会を務めた方剛博士は、「新しく開設されたこのコースは、性的マイノリティの人々の生の声を聴き、彼らに対する偏見や差別を取り除くことを目的としています。彼らはこれまで、法律や倫理道徳の名の下に汚名を着せられていました」と語った。

方剛博士は例を挙げ、「スカートを穿く男性は病気だと現実の文化は我々に教えるが、この病気は実は、我々の文化が作り上げたものなのです」と指摘する。

男・女各同性愛者の講義を聴き終えた大学3年生の馬帥君は、「同性愛者に接する機会はこれまでありませんでした。先入観は無かったけど、好奇心はありました。自分とは異なり、どうして彼らが同性愛者になったのかを知りたかったのです。彼らは極めて変わっているというのが、今日の講義を聞いた感想です」と述べた。

同性愛者と以前接したことがあるというある女子学生は、「性的マイノリティの人々は、日常では私達となんら変わりはありません。私達が彼らを差別するのは間違っており、彼らを理解し、受け入れる社会となるよう願っています」と述べた。

用語解説:「性的マイノリティ」

方剛博士によると、「性的マイノリティ」とは、性的な分野で小数派に属する人々を指し、性的嗜好、性行為方法の選択、性別役割の実践、性の所有などにおいて、極めて少数で弱い立場にある人のことを言う。彼らはこれまで、「変態心理学」の立場から、性の主流倫理道徳、医学、さらには法体系という名の下に汚名を着せられていた。「病気」あるいは「性癖」と見なされていたのもその一例だ。

「人民網日本語版」 2008年10月13日

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