雲南省監察庁によると22日、調査と事実関係の確認後、雲南省は26人の「陽宗海」のヒ素による汚染事件関連の政府関係者に問責を行い、そのうち12人が免職処分になった。
雲南省監察庁の趙志彬副庁長によると、雲南省は9月17日に正式に問責を始め、今までに「陽宗海」汚染事件の関連責任がはっきりしたため、「分級問責、適時問責、適度問責、行政問責、紀律処分」を互いに合わせた原則で、関連の国家公職者を処分した。
雲南省の「陽宗海」汚染事件の問責は、玉渓市市政府、雲南省水利庁が雲南省政府に書面検査を提出し、玉渓市市政府はメディアを通して社会に陳謝することを要求した。玉渓市の陳志芬副市長へは、責任を取って辞職を勧告し、雲南省水利庁の陳堅副庁長に批判を通達、そして事件に直接関係のある玉渓市の17人、昆明市宜良県の4人、雲南省水利庁の3人の24人の政府関係者は、幹部管理権限によって党紀・政紀処分が行われ、その中の13人が免職処分を受けた。また司法機関は、雲南澄江錦業工貿責任公司の重大汚染事故を起こした違法行為を追究し、環境保護部門は他の関係企業の違法排出問題を処理する。
趙志彬副庁長によると、今回の全ての関係責任者の処置を除いて、党紀・政紀による責任も追究するという。
雲南省の9大高原湖の1つである「陽宗海」は、昆明市と玉渓市の境界に位置し、今年6月にヒ素に汚染され、現地の約2万人の生活に影響が出た。雲南省は今、世界に入札を募集し、3年内の水質回復を目指している。
「チャイナネット」2008年10月23日 |