国家人口計画出産委員会の李斌主任は23日、「改革・開放と人口発展フォーラム」で、「2020年に中国の総人口は14億5000万人に達し、2033年ごろにはピークの15億人に達する。中国の平均予期寿命は、改革・開放時の68歳から73歳に上昇し、中等レベルの先進国の水準に達した」と述べた。

統計データによると、現在の中国の人口は13億2000万人のため、今後10年で1億3000万人が増えることになる。李斌主任は、低い出産率の維持は、今の段階の人口と計画出産作業の重要な課題だが、この課題を解決するための重点は農村にあり、流動人口が難点だと話す。

中国では2016年に、16歳から64歳の労働力人口が9億9000万人のピークに達し、2050年には2000年より2800万人多い8億7000万人となり、今の先進国の総労働力人口を上回る。国家人口計画出産委員会は、今後20年から30年のうちに、約3億人の人が農村から都市部に移ると予測している。

「チャイナネット」2008年10月24日