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衛生部:「インターネット中毒」、心の病の範ちゅうに |
発信時間: 2008-11-10 | チャイナネット |
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大多数のオンラインゲームマニアにとって、ゲームはあくまでゲームに過ぎない。しかし、オンラインゲームにのめり込むあまりに「中毒」となり、果てはゲームの世界が現実の社会と区別がつかなくなるのは、一種の「病」だといえる。中国初となる「インターネット中毒診断標準」が9日、専門家の論証を経た。これで、過度なオンラインゲームへののめり込みは、正式に心の病として診断される範ちゅうに入ることになる。「京華時報」が伝えた。 北京軍区総病院中毒医学科の陶然・主任によると、中国政府は1994年から各種「中毒」に対する医学的研究・予防対策に着手している。過度なインターネット以外にも、過度なギャンブル、過度な仕事、ショッピング狂、過度な飲食、極端な性癖、過度な喫煙・飲酒などがいずれも「中毒」の範ちゅうに入る。なかでも、「インターネット中毒」患者数が最も多い。北京公安部門の統計によると、青少年犯罪者のうち76%は「インターネット中毒」患者だという。 陶主任によると、「インターネット中毒診断標準」の確立により、臨床医学に新たな「病種」が加わることになるほか、「インターネット中毒」患者は心の病に対応可能な医療機関での「治療」が必要であることが明確化され、これらの「患者」の科学的かつ有効な治療に対して道筋を開いたといえるという。「インターネット中毒は治療可能なものです。一般的な治療期間は3カ月前後で、治療を通じ80%の患者が中毒状態から解放されることができます」。 同「標準」は衛生部の認可を経て、今後全国各地の総合病院精神科で広く用いられることになり、インターネット中毒の診断に関する世界初の試みとなる。 ▽インターネット中毒とは インターネット中毒とは、インターネットを繰り返し過度に利用することにより生まれる一種の精神的行為障害を指し、インターネットの利用に対して強い欲望が生じ、利用が突然できなくなる、あるいは利用回数が減少することにより発生する焦り、注意力不足、睡眠障害などと定義される。「インターネット中毒診断標準」によると、インターネット中毒はオンラインゲーム中毒・ポルノサイト中毒・ネット友人中毒・ネット情報中毒・オンラインショッピング中毒の5種類に分類される。同「標準」ではインターネット中毒に対する診断および治療方法が明確に示されている。 「人民網日本語版」2008年11月10日 |
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