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上海で公務執行妨害・警察襲撃事件が続発 厳罰方針
発信時間: 2008-11-12 | チャイナネット

上海で最近、暴力的な公務執行妨害や警察襲撃事件が続発している。警察当局は11日、こうした違法犯罪行為を断固取り締まる考えを明らかにした。「中国新聞網」が伝えた。

警察当局のまとめでは、正常な公務執行への妨害や、暴力的な抵抗によって人民警察の法執行上の権益が侵害される事件は、今年に入りすでに400件以上発生し、法に違反した600人以上が法に基づき刑事責任を追及され、あるいは行政処罰を受けた。最近発生した2件の暴力的な公務執行妨害・警察襲撃事件では、容疑者2人が法に基づき刑事拘留された。

警察当局によると、11月3日午前、「バイクタクシー」業を不法に営む無職の馮容疑者がバイク運転中に、人民警察の検問を受けた。車両保険と検車手続に問題があったため、馮容疑者はその場で罰金切符を2枚切られた。

同日午後4時頃、バイク運転中の馮容疑者は、午前中に自分を処罰した警官が、路上に違法駐車された車の証拠写真を撮影しているのを見つけた。この警官に恨みを抱く馮容疑者は、隙を見て、拳とバイクのヘルメットで警官の頭部を殴打。警官は意識を失い転倒した。事件発生後、警察は直ちに追跡を開始し、現場からほど遠くない場所で馮容疑者の身柄を拘束した。

もう1つの事件は11月7日早朝に発生した。普陀分局の警官が道路を逆走していた小型バスを検問。運転手への処理を行おうとしていた時、運転手の陳容疑者(女)が警官の手から執行書類を奪い、顔面を引っ掻いて傷を負わせた。陳容疑者はその後さらに、警官を殴る蹴るなどしたうえ、右の二の腕に噛み付いた。陳容疑者はこの警官と応援に駆けつけた警官に取り押さえられた。

上海警察当局は、人民警察が法に基づき公務を執行する過程で、わざと悶着を起こす、悪意をもって妨害する、暴力的方法で妨害するなど、法に違反して犯罪行為をはたらく者は、すべて法律上の厳罰に処せられると厳しく表明している。

「人民網日本語版」2008年11月12日

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