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上海市、外国人医師の営業を規範化
発信時間: 2008-11-12 | チャイナネット

現在上海では外国人医師の数が急増している。衛生行政部門の統計では、2005年に232人、2006年に268人、2007年には延べ383人の外国人医師が上海市内での営業免許を取得、今年は8月までにすでに延べ313人に上っている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

上海市衛生局衛生監督所がこのほど外国人医師が勤務する全市11区・県の計98医療機関を調査した結果、64の医療機関が規則にのっとった外国人医師営業管理制度を制定していたことがわかった。調査対象となった外国人医師は延べ218人に上り、外国人医師の管理および営業に関して不備が存在していることが浮き彫りとなった。第一に、中国語で書かれた医療文書がほとんど使用されていないことがあり、中国語をカルテあるいは処方箋に使用する外国人医師の数は58人と、全体のわずか26.6%にすぎなかった。第二に、医療文書内の患者の基本的状況の記載が完全なものではなく、病歴・診断名・署名などに不備が存在する文書が、抜き取り調査の結果、全体の45.8%にも上った。第三に、一部の3級医療機関は外国人医師が執刀を担当した手術の全記録を具体的に記録していなかった。

同監督所によると、上海は今後、外国人医師の市内での営業管理を一層強化する方針で、外国人医師の就業基準を改善し、彼らの中国語能力、さらには法律法規の理解の度合いについて審査を強化するほか、関連知識の専門トレーニングを行い、外国人医師の営業行為を不断に規範化してゆくという。

「人民網日本語版」2008年11月12日

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