北京市民政局によると、「北京SOS子どもの村」は一期工事をすでに完了しており、来年6月には正式に開村される予定だ。「新華網」が伝えた。

北京市南部の大興区に建設された「北京SOS子どもの村」は、国際組織「SOS子どもの村」が北京市と共同で建設したもので、中国で10カ所目の「SOS子どもの村」となる。両親を失って身寄りのない健康な子ども、両親はいるが病気や障害で扶養できない子どもを引き取ることを運営内容とする、公益的な児童社会福祉機構だ。

国際組織「SOS子どもの村」の原則によると、「北京SOS子どもの村」は子どもの管理・扶養・教育を「家庭モデル」で行う。村内に設けられた2階建ての建物はそれぞれ1つの「家庭」に割り当てられ、それぞれに8人の子どもが収容される。村には15の家庭が設けられる予定で、120人の子どもを引き取ることが可能だ。

「人民網日本語版」2008年11月30日