湖北省随州市曾都区の洛陽鎮で5日、2歳半の児童を含む8人が犠牲になる殺人事件が発生した。警察当局ではすでに容疑者を特定し、懸賞金をつけて指名手配を出し、多くの警察官を手配して犯人の行方を追っている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
随州市曾都区公安支局洛陽派出所は同日午前10時ごろ、洛陽鎮九口堰村在住の女性、朱徳清さん(43)と2歳半になる孫が自宅で死亡しているという通報を受け、急いで現場に駆けつけた。
朱さんの夫は早くに亡くなり、息子と嫁は出稼ぎに出ていた。公安部門が調べた結果、曾都区何店鎮貫庄在住の熊振林容疑者の犯行であることが判明。熊容疑者は洛陽鎮で長く廃品回収に従事しており、朱さんと親しい関係にあったという。
警察が熊容疑者の廃品回収所に駆けつけた際、室内に犯行の痕跡が残っていたという。詳しく調べたところ、廃品回収所で以前熊容疑者が雇っていた作業員6人の遺体が見つかった。さらに警察は犯行に使ったと思われる斧や金槌などを押収した。
随州市公安局の万学斌局長によると、熊容疑者は3カ月前に離婚して朱さんに求婚していたが、その後何らかの衝突が起きたのではないかという。
「人民網日本語版」2009年1月6日 |