春節が近づくにつれ、杭州の家政婦市場が再びブームとなっている。杭州市下沙城区にある家政婦紹介会社によると、春節まであと半月余りあるが、家政婦派遣サービスに対する需要はすでに高まっているという。同市の家政婦ニーズは再び急増し、供給が需要に追いつかない状況となっている。また、家政婦サービスを求める家庭の4割以上は、「80後(1980年代生まれ)」という。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。
年を経るにつれ、結婚して所帯を持つ「80後」世代がどんどん多くなり、「80後」ファミリーが、社会におけるひとつの新勢力となっている。しかし、若い「80後」の人々は家事が苦手というのは、ごく当たり前のことだ。家政婦を雇って春節中の家事を一切引き受けてもらうのが、若い人達にとって今年の第一選択肢となっている。
春節が近づくこの期間は、毎年家政婦が不足するシーズンとなり、供給が需要に追いつかない現象が生じる。家政婦をキープするため、若夫婦はありとあらゆる工夫をする。祝日中の家政婦料金をアップし、家政婦の休みを増やし、中には家政婦を家に迎えて一緒に新年を祝う夫婦までいる。
杭州で働く肖さんは、祝日前の「家政婦さんブーム」現象について、次の通り冷静な意見を述べた。
80後の若い人達にとって、日常の仕事上でのストレスは大きく、就業後は、細々した煩わしい家事を家政婦さんに任せ、娯楽やリラックスに自分の時間を使いたいと思っています。これはもちろん、経済的基盤があるから実現できることです。給料がそれほど多くないのに、家政婦さんを頼んだりしたら、毎日の生活は成り立ちません。それなら、自分で家事をする方がましです。支出を節約できるだけではなく、家庭に対する責任感も高まりますから。
「人民網日本語版」2009年01月06日 |