南昌大学の視察中、学生に語りかける習近平国家副主席(左)
3月上旬、第11期全国人民代表大会第1回会議と全国政治協商会議第11期第1回会議が北京で開催された。年に一回の「両会」はその年の話題になるが、今年の「両会」は代表交代選挙が実施されたためとくに注目を集めた。新しい国の指導グループ、胡錦濤、呉邦国、温家宝、賈慶林、習近平、李克強、回良玉、張徳江、王岐山ら各氏がひな壇に上がった。
高学歴の代表が7割
今年の「両会」代表交代選挙にはいくつかの新しい特徴が見られる。例えば、新しく選出された省クラスの代表の若年化が目立ち、1960年代生まれの人が指導部に入ったこと。学者型の代表の割合が高まり、修士号の学歴を持っている者が七割を占めていること。文科系出身者では、とくに法科系出身の代表が増えていること。共産党員ではない人が要職につくケースが増えていること。これらの代表が両会の代表、委員に選出されたことによって、新風が両会に吹き込まれるだろう。
このほか、「両会」代表、委員の中で、「新階層」と呼ばれる人々もメディアの注目を集めた。中国経済成長の重要な原動力として、「新階層」は10兆元くらいの資本を所有、または管理し、彼らの地位も声もますます無視できなくなっている。
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