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中国船 ロシア海域で遭難
発信時間: 2009-02-19 | チャイナネット

 

 中国の貨物船が14日、ロシアのウラジオストック近海で遭難した。船上にいた中国の乗組員10人のうち3人が救出され、残りの7人はいまだ行方不明のままだ。中国のハバロフスク総領事館とウラジオストック領事弁公室の職員は事故発生現場に駆けつけ、救出された乗組員を見舞い、関連企業と協力して善後処理を行っている。中国外交部のウェブサイトが伝えた。

 外交部領事司と在ロシア中国大使館・領事館はそれぞれ在中国ロシア大使館や関係部門と交渉を進め、ロシア側に行方不明となっている乗組員を全力で捜索する協力と、事故原因の究明を急ぐよう要請している。現在、ロシア側は捜索と調査を続けている。

 ノーボスチ・ロシア通信社は18日、ロシアの国境警備隊に攻撃されて沈没した「新星」号は香港の海運会社が所有する船舶で、西アフリカのシエラレオネ籍だと報じた。「新星」号は今回ロシアの沿海地方に米を輸送したところだった。ある消息筋によると、荷卸ししてから受取り手が米の受取りを拒んで裁判所に起訴。同時に貨物船を差し押さえて損失を補うよう要求していた。その後香港の海運会社が新星号の船長に直ちに帰港するよう指示を出し、帰国途中だったという。

 ロシア保安庁沿海地方国境警備局によると、新星号が離岸した際、まだロシア側の許可を得ておらず、ロシアの国境に不法侵入した。同機関の職員は、「ロシア側は何度も船を止めるよう信号を出したが、新星号は中立水域に向かって航行を続けた」と説明。

 ロシアのメディアはこれまで、ロシア国境軍の軍艦が新星号に向かって攻撃を加えたと報道していたが、最近になって新星号の沈没は実際にはロシア軍艦の攻撃とはまったく関係ないと報じている。


 「人民網日本語版」2009年2月19日

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