米国の中国語紙「僑報」によると、08年に米国でグリーンカードを取得した中国人は8万人に達した。また米国籍を取った中国人は4万人にのぼった。中国は、米国移民の中心的な出身国となりつつある。
米国の国土安全保障省が発表した最新データによると、米国のグリーンカードを取得した外国人は08年、110万7千人余りにのぼった。米国ではここ数年、年間100万人以上の外国人がグリーンカードを受け取っている。
グリーンカード取得者が最も多かった出身国は、取得者約19万人のメキシコ。中国からの取得者は8万271人で、全体の7.3%を占めて2位だった。この人数は、昨年より3600人余り多くなった。インド、フィリピン、キューバ、ドミニカ、ベトナム、コロンビア、韓国がこれに続いた。
米国グリーンカード取得の主要ルートとなっているのは家族を通じての取得。昨年の取得者の3分の2は家族の関係に頼ったものだった。そのうち米国人の配偶者・親・子どもとしてグリーンカードを取得した人は49万人、その他の親族関係を頼って取得した人は22万8千人いた。職業資格に基づく移民と難民・避難者の申請による移民はそれぞれ16万6千人余りだった。親族を通じた移民の年間承認数は22万6千人から48万人まで、職業資格に基づく移民の年間承認数は14万人と定められている。
08年に米国籍を取得した人は104万人7千人と急増し、前年の6割増しとなった。出身国は多い順に、メキシコ(23万2千人)、インド(6万6千人)、フィリピン(5万9千人)、中国(4万人)だった。中国人の米国籍取得は過去最多となり、前年を21%上回った。
「人民網日本語版」2009年3月31日 |