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愛国主義の気持ち濃厚な大学生 中国の将来に自信
発信時間: 2009-05-04 | チャイナネット

雑誌「人民論壇」は、1919年5月4日に北京で起こった反日、反帝国主義の愛国運動である五四運動が90周年を迎えるにあたり、「五四精神」がいかに今の若者に伝えられ深まっているかをテーマに調査を行った。

この調査によると、今の大学生たちは愛国主義の気持ちが濃厚で、75.4%が中国公民として誇りを感じ、87.9%が中国の特色ある社会主義の道に対して自信があるとしている。

神聖な国家と民族 

調査から分かったのは、今の大学生は愛国主義の気持ちが強く、国の発展や改革のプロセスに注目している点だ。「五四精神」に関しては、「愛国主義」を選んだ40.2%の人が、「五四精神」の中には一番伝えるべき精神遺産があると考え、23.4%が「民主精神」、20.8%が「科学精神」、15.6%が「イノベーションなどの他の精神」を選択、また国家や民族は大学生にとって神聖な地位を占め、75.4%の学生が「中国公民としてとても誇りに思う」と答えた。 

「改革開放の成果」については、80.2%が「改革開放実施の30年で大きな成果をあげた」、9.1%が「改革開放実施の30年の成果は悪くない」と考え、合わせて89.3%の学生が改革開放を肯定している。

「過去30年で中国モデルが手に入れた最大の成果」では、66.8%が「世界で経済成長が一番速い国になった」、56.22%が「中国の特色ある社会主義理論と社会主義の道を形成した」と回答した。

中国の未来に自信 

「中国の特色ある社会主義に対して自信がある」とした大学生は87.9%で、「中国の特色ある社会主義建設は成功するか」という問いには、42.8%が「自信にあふれている」と答えた。 

国や社会の将来に対しては、公平や民生などに注目が集まり、個人の将来については、多くの大学生が深く入り込んだ実践と社会貢献をあげている。そして「就業促進のために大卒者が西部や末端機関で就業することを奨励していることに対して」は、65.2%の学生が参加したいと答えた。

人生は堅実に 

個人に関しての質問では様々な回答が見られ、人生の価値としてまず「社会に対する貢献」を選んだのは23.9%の大学生で、48.2%が「健康で楽しく生活する」を選択した。 

個人の人生に関しては堅実な回答の傾向が強く、就職では「待遇重視」や「苦労するのは嫌」と考えており、「給料は低いが社会への貢献が大きい仕事を受け入れるか」という質問には、58.5%の人が「受け入れられない」と答え、職場を選ぶ際に59.2%が「収入」を一番に考えると答えた。

「チャイナネット」2009年5月4日

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