20世紀末以降、中国とモンゴルの経済・貿易関係のたゆまぬ発展と両国国民の相互往来の増加に伴い、モンゴルでは人民元と現地通貨のトゥグルグ(MNT)の両替が活発になっている。新世紀に入って以来、モンゴルでは人民元が広く歓迎され、今では一般的に使用されるようになった。新華社が伝えた。
モンゴルの首都ウランバートルでは現在、銀行以外でもすべての外貨両替所で人民元を両替できる。ウランバートルにはこういった外貨両替所が少なくとも100軒以上あるという。
また、人民元の両替量がドルを上回ることも多い。ウランバートルの外貨両替所と各銀行では、トゥグルグの対ドルレートは人民元の対ドルレートをベースにしている。現在は1ドル=1425トゥグルグ、1元=210トゥグルグで取引されている。ウランバートルにある大小多くの商店では基本的に人民元で直接買い物ができる。
多くのモンゴル人はドルよりも人民元を蓄えたほうが安心で、使う時にも便利だと思っている。なぜなら多くのモンゴル人が北京や呼和浩特(フフホト)、二連浩特(エレンホト)にしょっちゅう買い物に行くからだ。彼らは基本的に人民元を携帯している。
「人民網日本語版」2009年5月7日 |