雲南省民政庁によると、同省は仮設テントやバラック、親戚・友人宅へ一時的に身を寄せるなど様々な措置を講じて住民25万5千人の緊急避難を進めた結果、緊急避難を必要とする人々への対応作業は12日午前8時の時点でほぼ完了したという。
今回の地震で被災した雲南省楚雄、大理、麗江11県の住民は、12日午前8時の時点で205万9千人。1人が死亡、重傷者は31人、軽傷者は336人、緊急避難が必要となった人は25万5千人。このうち、住宅、生活の糧、生産に必要な物資を失い、救済を必要とする人は5万196人。倒壊家屋は3万832戸、各程度の損傷家屋は約62万5千戸。損傷家屋のうち、損傷程度が激しい家屋は11万5千戸、中程度は21万6千戸。
被災地区では、仮設テントに3万9千人、バラック・簡易住宅に10万9070人、親戚・友人宅に9万9186人、借間に8064人が一時的に身を寄せた。被災地区の死亡者に対する善後処理は適宜完了、入院した負傷者に対する応急手当も迅速に行われた。危険を避けるために緊急避難した住民は、仮設テント、バラック、親戚・友人宅、空き屋などに一時的に身を寄せた。食料、衣料、住居、医療など被災地区住民の生活上の諸問題については、適切な各種対応策が講じられ、防災・救助作業は無駄なく秩序立てて進められた。
「人民網日本語版」2009年7月13日 |