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海南省、南中国海と宇宙科学技術の開発を推進
発信時間: 2009-08-17 | チャイナネット

海南省人民政府と中国科学院協力活動計画にもとづいて、今年と来年の二年間に、双方は海洋産業、医薬産業、農業、生態系保護と空間物理という5つの面で18プロジェクトの協力をくり広げることになっている。

 

海洋産業の面では、三亜市の「深海海床の基礎観測システム」という国の大規模科学プロジェクトを推進し、中国科学院は三亜市に海洋研究基地、学術会議センターと海洋科学普及基地の建設を企画、準備し、中国科学院南中国海海洋研究所は西沙および南沙群島に観測ステーションをつくり、三亜市と西沙群島に国にサポートされる企画プロジェクト「サンゴ礁生態系の回復と特色のある生物資源の増殖・利用のコア技術の開発とモデルケース」の作業などをくり広げる。

 

海南省文昌宇宙飛行器打ち上げ基地の建設と結び付けて、中国科学院は海南省に協力して熱帯植物公園と熱帯植物の繁殖・育種協力センターを企画、建設することになっている。中国科学院空間科学および応用研究センターはまた海南師範大学と「子午プロジェクト・レーザーレーダーステーション」プロジェクトの建設に取り組み、海南省の低緯度地域に位置する条件を利用して文昌打ち上げ基地の空間天気環境をモニタリングする。

 

中国科学院はバイオテクノロジー、医薬、海洋、航空・宇宙飛行、情報技術、生態系環境保護などの分野における総合的科学技術の優位を生かし、海南省の自然資源に恵まれる強みと産業の基礎を結び付け、重点的に科学技術成果の転化、協力による研究・開発、戦略のコンサルティング、人材育成と交流など多方面で協力をくり広げることになっている。

 

現在、中国科学院はすでに海南省に8カ所の野外局・ステーションと科学研究のプラットフォームを設置している。

「チャイナネット」 2009年8月17日

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