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禁煙の市場での喫煙者を5日間拘留 重慶
発信時間: 2009-08-31 | チャイナネット

趙という名前の56歳の男性が29日、重慶市朝天門金海洋卸売市場4階の階段踊り場で喫煙した罪で、5日間留置された。公共の場所での喫煙による逮捕者が出たのは、重慶市では初めてのケースだ。この処罰に対しては、「重過ぎる」と感じている市民も少なくない。市消防総隊は、「今回の喫煙行為に対しては、非常時の非常手段を適用した。問題の店主は違反と知りながら法を犯しており、重い処罰を科さなければならない。全市の消防隊は今後も、最も重い処罰でもって危険な場所での喫煙者を処分していく」という態度を表明した。

趙の息子は29日、新「消防法」の規定「火災の危険性が高い場所での喫煙については、警告あるいは500元以下の罰金、最も重くて5日以下の拘留処分」を取り上げ、「父は本来おとなしい人間で、係員と衝突することもなかった。重い処分が科せられる理由は見当たらない」と主張した。

市消防総隊防火部の王徳智・副部長は、これに対し、「公安部の8月20日付下達文書は、建国60周年記念日の安全を確保する目的で、非常時の非常手段を取るよう全国の公安機関に厳しく求めている。消防法上の違法行為に対しては、『六つの一律』を徹底実施する。ここには、『火災の危険性が高い場所で喫煙した者は、例外なく5日間拘留する』と規定されている」と釈明した。

また、逮捕された趙は、市場の個人店主であり、もともと顧客の喫煙を戒める立場であった。個人店主は全て、消防訓練を受けており、市場内にも「喫煙者には重い処罰を科す」という警告があちこちに貼られていた。趙が悪いと知りつつ違反したことは明々白々だ。

「人民網日本語版」2009年8月31日

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