フィリピン・スポーツ委員会(PSC)のHarry Angping委員長は10日、今年末にラオスで開催される東南アジア競技大会(SEA GAMES)に備え、フィリピン側が中国からコーチを招き、卓球およびバレーボールのフィリピン代表チームの指導を依頼するほか、水泳の飛び込み選手を中国に派遣して育成を行う。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同委員長は同日、PSCと天津市体育局による協力締結式典後に取材を受けた際、フィリピン側は天津市が派遣する卓球コーチ2人とバレーボールコーチ2人が一刻も早くフィリピンに到着し、フィリピン選手のレベルアップをサポートし、東南アジア競技大会で好成績が挙げられるよう希望すると述べた。また、PSCは水泳飛び込み選手を大会前に天津に派遣し、集団育成を受ける計画。
同委員長は、今回の天津市との協力締結は中国・フィリピン両国のスポーツ交流と協力拡大の良い契機となり、来年の広州アジア大会に向けた強力なサポートとなることを期待すると語った。フィリピン側はさらに、来年の両国国交35周年を記念して天津の卓球およびバレーボールの各チームをフィリピンに招きたいとした。
ここ数年、フィリピンは大型スポーツイベントに向けて中国との協力を強化しており、昨年の北京五輪前には、フィリピン側は水泳飛び込み、重量挙げの各代表チームを中国に派遣してトレーニングを受けた実績がある。
「人民網日本語版」2009年9月11日 |