アメリカやヨーロッパの一部地域はこのほど、激しい風を伴う降雪に見舞われ、交通と住民の生活に大きな影響を与えている。

アメリカの東海岸では19日、記録的な大雪に見舞われた。各地で積雪が30センチを超え、首都ワシントンでは非常事態宣言が出された。また、ニューヨークやニュージャージーなどの3カ所の空港が閉鎖された。そのほか、これまでに、少なくとも1人がこの大雪による事故で死亡したということである。

ヨーロッパも悪天候に見舞われており、イタリアの中部と北部は10年ぶりの大雪に見舞われ、全国のおよそ40%の地域が雪に覆われる恐れがあるということである。

フランスの国家気象局は19日、50の県に対して風雪警報を発令した。

また、18日の夜から、パリーロンドン間を走る列車「ユーロスター」が英仏トンネルの内と外の激しい温度差のため、４便が故障した。そのため、2000人を超える乗客がトンネル内で足止めを余儀なくされた。

「中国国際放送局　日本語部」より2009年12月20日