中国の橋梁建設史で一里塚的な意義を持つ武漢天興洲長江大橋が26日、開通した。同橋の開通により、武漢鉄道の長江横断を武漢長江大橋が単独で担ってきた半世紀以上の歴史が幕を閉じることになる。同橋の建設で中国の北京ー広州、上海ー成都の南北2つの鉄道路線のために長江を横切る新しいスピーディーな通路を提供し、逼迫した長江横断の鉄道能力を大きく緩和することになる。天興洲長江大橋は鉄道部と湖北省、武漢市が協力して建設した国家第10次五カ年計画の重点プロジェクトで、武漢ー広州高速鉄道旅客専用線における重要なポイントのプロジェクトでもある。同橋は道路と鉄道の上下2層に分かれており、費やした資金は110億6千万元、全長4657メートルにおよぶ中国初の4車線道路と鉄道両用の斜張橋で、スパン、積載、スピード、幅の4項目で世界一を更新している。
「人民網日本語版」2009年12月28日