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台湾海峡両岸の「日帰り生活圏」完成
発信時間: 2009-12-29 | チャイナネット

台南のネットユーザ・ペンネーム「Athome」さんは、淘宝台湾館(ネットショッピング市場のひとつ)にオンラインショップを開店、「宝島直送」という看板を上げた。大陸部のネットユーザは、オンラインで注文すれば、台湾各地のグルメを、高雄、基隆、台中港から海峡を渡り取り寄せることが可能だ。

「淘宝網」が台湾海峡を越えたことで、両岸の人々は、両岸の「三通(通商、通航、通郵)」によってもたらされる恩恵がますます多くなっていることを実感している。両岸の「三通」は、今年2009年に初めて実現した。これにより、両岸の「日帰り生活圏」が次第に形成され、人々の往来は各層的かつ全面的な相互作用段階に入った。大規模な両岸の交流、協力、発展という輝かしい未来展望が着実に目の前に開けてつつある。

春節チャーター便、連休チャーター便、週末チャーター便、平日チャーター便から定期便に至るまで、両岸の航空輸送正常化は、6年という長い歳月を要した。  

両岸の両会(海協会と海基会)は、2009年4月に南京で「台湾海峡両岸航空輸送補充協定」に調印した。双方は、両岸の常設チャーター便を定期便とすること、直行便を1本から3本に増設することに同意した。同協定にもとづき、7月29日に両岸を結ぶ2本の直行便が開通、8月31日には両岸を結ぶ週270便の定期便が開通した。

「両岸千里の日帰り」の背後には、極めて大きな時間的効果と経済効果がある。以前の香港経由に比べ、「経由をカットした直接通航」による新航路を利用すると、北京-台北間は片道1100キロ・50分、上海‐台北間は片道1000キロ・1時間の短縮となる。

台湾商業発展研究院が発表した調査報告書によると、今年、大陸部から台湾を訪れた観光客は延べ約90万人に達した。台湾観光部門の統計データによると、大陸部は今年、台湾にとって2番目に大きい観光客源となり、来年はトップに躍り出る可能性が高いという。

「人民報日本語版」2009年12月29日

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