ハイチ地震第2回災害情況報告会・寄付受付会が21日、国連人道事務協調弁公室で開催された。中国の国連常駐副代表・劉振民氏はここで、中国政府が現金260万ドルなどハイチ地震復興支援の追加拡大を決定したことを明かした。

劉氏の談話内容は以下の通り。

中国政府は1月13日、緊急援助隊員60人をポルトープランスに派遣、援助隊は同地で救援活動を続けている。中国国際救援隊は、国連ハイチ安定化派遣団（MINUSTAH）本部やハイチ総理府で救援活動を進め、ヘディ・アナビ事務総長特別代表やその他の国連職員など多くの犠牲者の遺体を発見・収容した。また、中国国際救援隊医療チームは、1日平均数百人の被災者に対する医療救援活動にあたった。この間、中国国際救援隊は被災者救援活動の先頭に立ち続け、最大限の努力を惜しまず救援活動にあたり、さらに多くの被災者を救援した。

中国赤十字会は13日、ハイチに現金100万ドルの資金援助を提供すると決定した。中国政府も15日、ハイチの被災者に3千万元（約440万ドル）分の緊急支援物資を送ると発表した。被災者救援物資第一弾を載せた初のチャーター便は17日ハイチに到着、薬品、テント、携帯用非常灯、水浄化装置、食品・飲用水、衣類などが被災者に届けられた。ハイチ空港の受け入れ能力に限りがあるため、第2弾のチャーター便は少し遅れて26日にハイチに到着した。

中国政府は、上述したハイチ支援をベースとして、さらに現金260万ドルの支援金を提供することを決定した。中国政府はまた、医療スタッフ40人で構成された医療防疫支援チームを派遣すると同時に、薬品・医療設備を送ることも決定した。

「人民網日本語版」2010年1月22日