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ダライ・ラマの後継、亡くなったら議論を
発信時間: 2010-03-08 | チャイナネット

全国人民代表大会(全人代)代表を務める西蔵チベット自治区のバイマ・チリン主席は7日午後3時、全人代プレスセンター会場となっている北京市の梅地亜(メディア)センター多目的ホールにおいて、国内外記者による共同インタビューを受けた。

香港メディアの記者が、「ダライ・ラマが先日、チベットの人々が同意すれば、輪廻転生制度をやめても良いという考えであると述べた。この発言は、チベット地域振興計画に影響を及ぼし、足を引っ張ると思うか?」と質問した。同主席はこれに対し、以下の通りコメントした。

ダライ・ラマの生まれ変わり問題について、この席にいらっしゃる皆さんははっきりお分かりでしょう。ダライ・ラマは、輪廻転生制度を肯定したり、その後それを否定したりしています。また、自分の後継者について、国内の子どもだと言ったり、男の子だと言ったり、女の子だと言ったり、彼の発言のうち、いったいどれが正しいのか、全く分かりません。

チベット仏教における活仏転生には、厳格な歴史的制度や宗教上のルールがあり、「思いついたら即実行」という訳にはいきません。従って、以前も記者会見でお話したように、ダライ・ラマ自身の意見がどうであれ、輪廻転生は深遠な思想であり、歴史的制度や宗教上のルールに則って取り扱うべきだと思っています。

現在のダライ・ラマは14番目で、その前に13人のダライ・ラマがいました。14世が自分自身で何とかすることは不可能です。彼の即位式典は、当時の中央政府の許可のもとで、当時の現地政府が行いました。私の個人的意見では、現時点で、転生問題をとやかく論じる必要はないと思います。ダライ・ラマはまだ生きています。亡くなったら議論しましょう。

「人民網日本語版」2010年3月8日

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