外交部の馬朝旭報道官は3日北京で、「中国は、アメリカの指導者のいかなる名義と形式によるダライ・ラマとの接触に反対する」と強調した。
2日、アメリカ・ホワイトハウスのバートン副報道官は「オバマ大統領は去年訪中した際、ダライ・ラマと会談することを中国の指導者に表明した。オバマ大統領はいまもダライ・ラマと会談するつもりでいる」と述べた。
これについて、馬朝旭報道官は記者の質問に答え、「中国は、ダライ・ラマの米国訪問に断固として反対し、アメリカの指導者のダライ・ラマとの会談に断固として反対する。この立場は一貫しており、明確である」と強調した。
馬朝旭報道官はまた「去年11月、オバマ大統領が訪中した際、両国の指導者はチベット問題に言及したが、中国の指導者は、いかなる国の指導者や政府高官によるダライ・ラマとの会談に反対する厳正な立場を表明して上で、『チベット独立』勢力がアメリカ領土で反中国の分列活動を行うことを許さないようアメリカ側にはっきり要求した。中国は、チベット問題がもつ高い敏感性をはっきりと認識し、関連問題を慎重に処理し、中米関係に悪影響をこれ以上与えなうようアメリカ側に要求する」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年2月4日 |