明国太祖・朱元璋は高麗人だった？
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韓国第2のテレビ局・MBC（韓国文化放送）の「神秘なTVサプライズ」は、世間に明かされていない重要な秘密を紹介する番組だ。3月7日放送のテーマは、「中国明朝の祖・朱元璋の出生の謎」で、朱元璋が高麗人だった可能性が探られた。翌8日、韓国最大の新聞「中央日報」ウェブサイト版には、「明の太祖・朱元璋は高麗人だった？中韓両国の歴史学者が激論」と題する文章が掲載された。これらの報道を見た韓国国民からは、朱元璋が韓国人だったとは思いもしなかったとの感想が続々と挙がり、「歴史を書き直すべきだ」という主張も相次いだ。「環球網」が伝えた。
韓国メディアによると、朱元璋は貧農の家庭に生まれたが、異民族支配を破り、漢族主導の国家を打ち立て、「中国史に最も大きな影響を及ぼした人物」と称えられている。ところが、韓国の歴史学者が最近発表している多くの証拠資料では、朱元璋が高麗人である事実が裏付けられている。
「朱元璋高麗人説」を知った韓国人ネットユーザからは、「考えもしなかった」「大きなショックを受けた」「中韓の歴史は書き直すべきだ」などの反応が見られた。一方、「それほど意外なことではない」、「明朝はもともと、高麗人が成立させた」という意見もあった。
韓国メディアの評論によると、中韓両国の学者が交わす議論「朱元璋は高麗人だった？」の結論は、現時点でまだ出ていないという。朱元璋出生の謎にまつわる両国歴史学界の論争は、今後さらに激しくなると予想される。
「韓国学者やメディアが中国の歴史上の人物が韓国人かもしれないと主張している」といった報道が最近、ひっきりなしに続いている。中国人ネットユーザの中には、これに対して憤りを示す人も一部いるが、大部分はあまり気にしておらず、ただの笑い話として片づけているようだ。
「人民網日本語版」2010年3月30日
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