アイスランド・エイヤフィヤトラヨークトル氷河近くの火山が14日に噴火、火山灰が高度7千-1万メートル前後の上空に滞留し、民間航空機の飛行高度と重なっている問題で、火山灰の航空業界への影響は既に欧州から北米、アジアにまで拡大している。一方、運航規制が行われていた欧州では、一部空港が臨時再開を始めた。
国際気象部門の予測によると、火山灰の拡散は弱まることはなく、今後数日で中国新疆ウイグル自治区や東北地区に達する可能性がある。
上海空港集団ウェブサイトによると、18日出発の上海発の便のうち、アムステルダム、フランクフルト、ヘルシンキ、ロンドン、モスクワ、ミュンヘン、パリ、チューリッヒなどへのフライトはほぼ全面的に欠航した。
翌19日には北京発ロシア行きの一部フライトが運航されたのを除き、英国、フランス、ドイツ、デンマークなど西ヨーロッパ各路線計22便が欠航している。
「人民網日本語版」2010年4月20日