洪水で孤立した10万人の救出、ほぼ終了 江西省

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発信時間: 2010-06-24 16:34:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

今回の洪水被害における最大の避難所・撫州市体育館

 江西省撫河の堤防が決壊して3日が経過した。現地水害対策本部は23日夜、同日19時の時点で、堤防決壊によって孤立した住民約10万人の救出作業はほぼ終了、今後の救援活動の重点は、被災者を避難所へ誘導・安置することに移されたと発表した。現時点で、被災者2万人あまりが17カ所の避難所に落ち着いた。省民政庁は23日、綿入れ掛け布団2万枚と毛布6200枚を再び緊急調達、避難所の食料、衣類、飲料水、寝具を確保、伝染病の発生防止体制を万全に敷いた。

 撫州市体育館は、今回の洪水災害における最大規模の避難所となった。体育館の外には無料電話が設置され、ここに落ち着いた住民は、身内や友人に電話で無事を報告していた。一部の療養所とボランティア機関は、被災者に各種サービスを提供する救援ステーションを館内に設けた。

 体育館入り口では、避難者の登録が行われており、登録を済ませた被災者は、布団、水、食料を受け取った。

 体育館内には、布団やござが敷きつめられ、まだ眠っている老人や子供もいる。すでに空いた布団も見られる。職員によると、その多くが親戚や友人を頼って体育館を出た人という。体育館に避難している人はかなりの数にのぼるが、少しも騒がしさはなく、多くの人は布団に横たわり、高さ10数メートルの天井を静かに見つめていた。

 体育館の向こう側には、青い避難テントが整然と並んでいる。ひとつのテントには6,7人が収容されている。

 「人民網日本語版」2010年6月24日

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