地震局が予算を公開 観測予報に3億元

タグ: 地震局,住宅改革

発信時間: 2010-06-30 16:28:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

地震局が予算を公開 観測予報に3億元、住宅改革に1.6億元 中国地震局は29日に公式ウェブサイトで2010年の部門予算書を公表した。予算書により中央部門の部門予算が公開されたのは初めてであり、部門予算として公開された内容としては、これまでになく詳細なものとなった。

今年3月31日現在、中国地震局は他の中央部門と同様に部門予算を公開していたが、収支予算総表と支出予算総表の2部が部門予算として明らかにされていた。しかし予算公開過程において部門予算があまりにおおざっぱで、理解しがたいとの声が市民から上がっていた。

地震局が3月に部門予算を公表後、支出予算総表の中で「地震予報予測に270万元を支出」との数字が広く疑念を呼び起こし、総予算24億元以上に対し過去に頻発した地震のことを考慮すると、この数字は少なすぎるとされていた。

今回新たに公表された予算書は地震事務予算について詳細を明らかにしており、総額14億元近くの地震事務予算支出には、地震観測予報、地震災害予防、地震応急救援などの業務が含まれており、270万元と当初発表された地震予報予測分については、地震予測の一部として、ダムが誘発する地震予測に充てられるものと説明している。

2010年の中国地震局の部門収支総予算は24億1千万元。予算支出は経営支出2600万元を除き、基本支出、プロジェクト支出、住宅改革支出の3部分に分かれる。うち基本支出は12億3千万元で、国家関連政策に基づき分配される。プロジェクト支出は約9億9千万元で、地震観測予報に約3億元が充てられるほか、地震災害予防に約8千万元、地震応急救援に約5千万元、地震科学研究に約4億元、四川大地震被災地(四川、陝西、甘粛の3省)での復興再建に約1億1千万元、インフラ改善などに約2千万元、地震関連流動性経費に3千万元となっており、資金分配の根本的意図は地震災害による損失を最大限軽減することとなっている。このほか住宅改革支出に1億6千万元が投入され、国家住宅改革政策に基づき分配されることになる。

「人民網日本語版」2010年6月30日

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