サッカーの専門家や学者による勝敗予想など、タコの「パウル」の前では、子供の遊びのようなものだ。ワールドカップは8日、スペイン対ドイツの試合が行われ、90分間にわたる激戦の末、スペインが1対0でパウルの祖国・ドイツチームを破った。しかしこれは全てパウルの思った通りだった。
ドイツの水族館で飼われているタコのパウルはこれで、6回にわたって勝敗を的中させたことになる。
パウルはこれまでに、ドイツチームが一次予選でオーストラリアとガーナに勝ち、セルビアに負けることを予測しだけでなく、決勝トーナメントでイングランドとアルゼンチンを破ることも的中、準決勝でもドイツがスペインに負けることを見事に当てた。
EURO2008の試合も加えると、パウルは10試合以上の予想を行っているが、EURO2008決勝でドイツがスペインに勝つと予想して、失敗した時以外は、全ての試合結果を的中させている。
準々決勝では、ドイツがアルゼンチンに勝つと予言したことに対し、アルゼンチンファンから怒りを買い、100万人が「まずお前を食べてやる」と訴えたことがあった。今回、ドイツがスペインに負けると予測したことで、パウルはドイツファンからも怒りをかうことになってしまった。現在ドイツの一部サイト上では、おいしいタコ料理の作り方が熱心に研究されているという。
「人民網日本語版」2010年7月8日