IDカードを検査する警察官
北京では11日の夜9時、3日間の「電網」と呼ばれる検査がスタートした。
警察官を避けるサービス員
北京市豊台区の五岳山ミュージックホールでは11日夜10時頃、今回の検査を行う関係者がロビーに入り、従業員の実名のタイムカードを検査した。
そのあとは順番に各個室の検査が行われたが、奇妙なことに全個室で歌っているのは男性客だけで、女性サービス員の影は見えず、黒いスーツを着たサービス員が廊下を行き交っていた。現場の女性記者の提案でトイレに行くと、青いスーツを着た若い女性がおり、彼女たちの胸にはここで働いていることを証明するIDカードが付けられていたが、トイレから出でこようとはしなかった。
検査の関係者によると、このクラブは安全やハード面での施設は基本的に整っており、売春などの違法行為は見つからなかったという。今回の突然の検査で、なぜ女性サービス員たちがトイレへ隠れなければならなかったのか、また有償サービスの疑いがあったかどうかについては分からない。
毎月11日の定期検査
北京市公安局治安管理総隊の関係責任者によると、北京市公安局は11日から13日まで、「4.11」特殊行動系列の「電網」という検査を実施しており、商務部、工商部、文化部などと協力して、北京市の娯楽施設や入浴施設の検査を3日間行うという。
北京市公安局は、こうした検査は定期的に行い、毎月11日は階段作業の重点によって専門の検査を実施するとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年8月12日