中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会の呉邦国・委員長は16日、第11回全人代常務委員会第48回委員長会議を主宰し、23日から28日まで北京で第11回全人代常務委員会第16回会議を開くことを決定した。会議では刑法改正案(八)草案、非物質文化遺産法草案などが初めて審議される。
刑法改正案(八)草案起草者の一人によると、第8次改正草案は悪意ある給与未払いおよび飲酒運転について、悪意給与未払罪・危険運転罪、あるいは単独での立法を言及している。
今回の改正は1997年の刑法改正以来、刑法に対する初の全面的改正となる。改正に加わった専門家は、「危険運転は、全国で飲酒運転により引き起こされる危害が非常に多いため罪となる可能性がある。一般的には理解されるはずで、全人代法工委も同意している」としている。
公安部は昨年8月15日から全国で、飲酒後運転交通違法行為撲滅専門行動を厳格に展開した。3カ月間で全国で摘発された飲酒後運転違法行為は21万3千件、うち飲酒運転は3万2千件だった。飲酒後の運転により発生した交通事故は1382件、600人が死亡、1573人が負傷している。
「人民網日本語版」2010年8月18日