北京五輪閉幕から2年、オリンピック公園管理委員会の王春・主任は同公園文化発展フォーラムの席上、「公園内の企業14社のキャッシュフローはいずれも平穏で、損失はない」と述べた。「中国経済週刊」が伝えた。
国家体育場(愛称「鳥の巣」)、国家水泳センター(愛称「水立方」)に代表されるオリンピック公園は、すでに北京で最も人気ある観光地のひとつとなっている。北京市国有資産経営有限責任公司の李愛慶・董事長によると、先月末までに、鳥の巣を訪れた観光客は延べ1300万人、水立方は延べ450万人に達している。この二大ランドマークの1日平均入場者数は故宮、万里の長城をも上回ったことがあり、第二次大戦以来の歴代五輪開催都市の主要競技場で最高の営業成績を記録している。
もっとも業界関係者は、公園の現在の主な収入源は入場料であり、成熟した、多元化されたビジネスモデルは未構築と指摘する。李氏も、「入場料収入比率が高すぎる。ランドマークとして鳥の巣、水立方の収益構造にはリスクが潜んでいる」と認めている。
「人民網日本語版」2010年8月20日